工業的な昆虫食と文化と本能

日記

昆虫食って、国家的なリソース管理の観点で見ると素晴らしいことだと思う。

土地をほっておいたら草に覆われる国日本で昆虫を育てるのは容易だ。

だが忌避感がある。当たり前だ。それは文化だし、本能だ。どうしようもない。

だが、やりようはある。

例えば虫由来の食紅は既に長いこと使われている。

昆虫食もあくまで工業製品として、例えばタンパク粉末と銘打って流通されていたら誰も気にしないということだ。

それは世界中の人もすでに考えている。2023年には丸紅がフランスのインセクト社から、住友商事がシンガポールのニュートリション社から昆虫由来粉末を輸入販売している。

養殖魚用の飼料として使われているらしい。

文化を変えることは難しいし、本能を変えることに関しては無理だ。

だから良く言えば見た目の無害化。悪く言えば騙し討ち。そうした方法がとられてきた。

さて、youtuberのホモサピという人がいる。

彼の動画はワイルドなフィールドワーク。狩猟採集してなんでも食べるというスタイルだ。

よく昆虫も食べている。

今日サブチャンネルで公開されたのは昆虫食レストランに行くという動画なのだが、なんと20万再生されている。

文化を変えるために昆虫食を持ち上げるのではない。

彼は本心から昆虫食を楽しんでいる。

怖いもの見たさの観客を呼び、現実としておいしくて栄養がある昆虫とそうじゃない昆虫がいるという感じでフラットに語る。

「怖くないものもあるんだなあ」「おいしそうに食べるなあ」と思わせてくれる。

結果として文化を変えるかもしれない。

youtuberとしての成功にとどまらない、並外れたポテンシャルがある。

もちろん勝手な期待は禁物だ。彼は好きなことをしているだけだろうから。

文化を変えるのは国家も巨大商社もマスコミもできなかったことだ。

しかし市井のオタクならできるかもしれない。

そう思うととても素敵な話だと思う。

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