【2025年】Ryzen 5 1400はまだ使える?windows 11非対応の対処法は?

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こんにちは、KNCTT MAG.のゐぬです。

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Ryzen 5 1400を使っているけど、もう限界かしら

Ryzen 5 1400のパソコンは安いけど、今から買っても使えるのだろうか…

以上のような、Ryzen 5 1400についての質問にお答えします。

この記事の内容
  • Ryzen 5 1400の2025年時点の立ち位置
  • Ryzen 5 1400の最新Windows対応状況
  • 2025年に使う際の注意点
  • 買い替える際のおすすめCPU

Ryzen 5 1400は発売から8年が経過したCPUです。購入も使用継続もためらってしまう年数ですね。しかし、まだ使えるならお金の節約になります!

この記事を読めば、Ryzen 5 1400が2025年以降も使えるかを判断できるはずです。


Ryzen 5 1400とは?基本情報をおさらい

2025年でも普段使いなら十分なスペックはあるが…

Ryzen 5 1400は動画視聴やブラウジングといった普段使い用、Excel等の事務作業用なら十分なスペックがあります。
しかし、ゲームを遊ぶのは厳しい上、Windows 11に非対応です。

RyzenはAMD(Advanced Micro Devices, Inc.)社が発売するCPUのブランドです。公式サイトを基に、基本情報を表にまとめてみました。

発売時期2017年04月
コア数4コア
スレッド数8スレッド
最大クロック3.45 GHz
TDP(消費電力)65W
ソケットAM4
ベンチマークスコア
(Passmark マルチコア)
7727

性能を簡単に表す数値である「ベンチマークスコア」に着目すると、Ryzen 5 1400は7727点となっています。

スコアは普段使いの最低ラインCPU「intel n100」の5379点と比較すると1.4倍程度であり、最低限普段使いに使える水準の性能があります。

実際に動画視聴やブラウジングといった普段使い、そしてOffice(Excel、PowerPoint、Word)等の事務作業では、特に重くなるシーンもなく、快適に動作します。

ただ、ゲームを遊ぶのは厳しいです。

Apex Legensの最低設定でたまに60FPSを切るという程度の性能です。マインクラフトのような軽いゲームなら動きますが、ゲーム性能は低いと言わざるを得ません。

2025年でも、用途によってはまだまだ使えるスペックですしかし大きな注意点もあります。

それはWindows 11に非対応ということ。その対処法もこの記事で解説します。

中古相場

CPUのみ購入する場合、フリマサイトでの相場は2500円程度です。(2025年現在)

Windows 11には非対応ですが普段使いや事務作業に使える性能はあるので、用途を見極められる方にとっては安価で魅力的な価格と言えるでしょう。


Windows 11には非対応!対処法は?

対応状況

2025年現在、Ryzen 5 1400はWindows 11に対応していません。

Microsoftの公式サイトによると、Ryzen 5 1400はWindows 11のサポート対象外となっています。

そのため、正規の手順ではWindows 11をインストールできません。

対応策としては、非正規の方法でインストールする、Windows以外のOSへ切り替える、CPUを載せ替えるといった方法があります。ひとつずつ解説していきます

TPMとセキュアブートが備わっている環境では、正規インストールできる場合があるようです。
試しにインストールしてみてはいかがでしょうか。
CPUは変わらず公式サポート対象外なので、自己責任でお願いします。

対処法1:非正規インストール

Windows 11のインストーラーを改造することで、インストール可能にする方法が存在します。

具体的な方法を丁寧に解説したブログ記事があったので、シェアします↓

インストール要件外のPCにWindows 11をインストールする - やってみよう!
前回記事で廃品PCパーツなどを集めて作ったPCにWindows 11をインストールしてみました。このPCはCPUがWindows 11インストール要件外だったのですが設定変更でインストールすることができました。◆Win11...

最初に言っておくと、こちらの方法はおすすめできません。

TPM2.0やMBECといった機能が備わっていないRyzen 5 1400搭載パソコンでは、Windows 11の高度なセキュリティを利用することはできません。

また大きなアップデートは自動で行われず、インストーラの改造と同じように手動で対応しなければならない場合があります。

何より非正規の環境では、何かしらの深刻な事態が起きても、Microsoftのサポートや補償を受けられません。

この対処法を使うにしても、新しいCPUに乗せ換えたり、パソコンを買い替えるまでのつなぎとして利用することをおすすめします。

対処法2:Windows以外のOSへの切り替え

ChromeOS FlexUbuntuのような、Windows以外のOSを利用するというのも、一つの選択肢です。

もちろんWindows専用のソフトウェアは実行できませんが、ブラウザはWindowsと同じように使えます。

ブラウザ上でほとんどの作業を完結させられる時代ですし、ブラウザさえ使えれば大して困らないという方も多いのではないでしょうか。

写真や音楽などのデータは手動で移行する必要がありますし、多少の技術は要するものの、一考の価値がある対処法です。

対処法3:CPUを載せ替える

人によってはトリッキーな対処法ですが、パソコン内のCPUをより新しいものに乗せ換えることで、Windows 11に対応させられます。

パソコンの中身をいじることになりますが、やってみると案外簡単な作業です。

何より数千円でWindows 11に正式対応させられるため、パソコン自体を買い替えるよりずっと安上がりです。

幸運なことに、Ryzen 5 1400を搭載しているパソコンにはAM4ソケットのマザーボードが使われています。

マザーボードはパソコンの各種パーツを取り付ける板です。
ソケットはマザーボード上のCPUを取り付ける部分です。
AM4ソケットは2023年に世代交代するまで最新の規格でした。

AM4ソケットのマザーボードがあれば、他のパーツを買い替えることなく、最近のCPUに乗せ換えることが可能です。

おすすめの乗り換え先CPUは後ほど紹介します。

CPUの交換手順に関しては下記の動画が分かりやすいのでシェアします。↓

必要なものはドライバーとCPUグリスです。筆者が使っているのは定番の以下のモデルです。


Ryzen 5 1400からの買い替え先は?おすすめCPU候補

Windows 11に対応させたいならCPUの買い替えをおすすめします。用途や予算に応じたおすすめCPUをピックアップしてみました。

低予算なら Ryzen 5 3600

Windows 11に最低限対応させたいなら、Ryzen 5 3600がおすすめです。

昔のゲーミングパソコンで定番だったCPUなので数が多く、性能の割に中古相場価格が低いです。

ゲーミング用途で使われていたこともあり性能が高く、ベンチマークスコアはRyzen 5 1400の2倍以上です。

ソケットは同じAM4なので、マザーボード等を買い替える必要無くRyzen 5 1400から移行できます。

CPURyzen 5 3600Ryzen 5 1400
発売時期2019年07月2017年04月
コア数6コア4コア
スレッド数12スレッド8スレッド
最大クロック4.2 GHz3.45 GHz
TDP(消費電力)65W65W
ソケットAM4AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)176947727
中古相場(メルカリ)6500円2500円

ゲーム性能も欲しいなら Ryzen 7 5700x

ゲーム性能も欲しいなら、Ryzen 7 5700xは魅力的な選択肢です。

今採用されることも多い、ゲーミングの定番CPUです。ベンチマークスコアは3.4倍ほどになります。

良いGPUと組み合わせれば、最新の高負荷なゲームも遊べる実力があります。

こちらもソケットは同じAM4なので、マザーボード等を買い替える必要無くRyzen 5 1400から移行できます。

CPURyzen 7 5700xRyzen 5 1400
発売時期2022年04月2017年04月
コア数8コア4コア
スレッド数16スレッド8スレッド
最大クロック4.6 GHz3.45 GHz
TDP(消費電力)65W65W
ソケットAM4AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)266097727
中古相場(メルカリ)15500円2500円

AM5に移行するなら Ryzen 5 8400F

思い切って最新規格のAM5に移行したいなら、Ryzen 5 8400Fがおすすめです。

こちらのモデルは比較的安価でありながら、ゲームも十分にできる性能があります。

AM5に移行するにあたって、マザーボードやメモリは買い替える必要があります。

しかし一度最新世代に移行してしまえば、PCIe 5.0のSSDやDDR5メモリといった最新のパーツを使えるようになりますし、最新CPUへのさらなる乗せ替えが簡単になります。

余裕があれば移行するに越したことはないですよ。

CPURyzen 5 8400FRyzen 5 1400
発売時期2024年04月2017年04月
コア数6コア4コア
スレッド数12スレッド8スレッド
最大クロック4.7 GHz3.45 GHz
TDP(消費電力)65W65W
ソケットAM5AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)245607727
中古相場(メルカリ)11000円2500円

AM4からAM5に移行する際、流用できるパーツとできないパーツがあります。
それについて解説した記事はこちらです。


まとめ:Ryzen 5 1400は現役?それとも買い替え時?

2025年時点での結論

  • 安価
  • 事務作業を十分にできる性能
  • Windows 11非対応
  • ゲーミング性能は限定的

購入や継続使用はおすすめしないCPUです。

しかし普段使いや事務作業に使える性能はあるので、Windows以外のOSを選んだり、特殊な用途に使うというのであれば、安価な選択肢としてアリかもしれません。

連載全体で統一しているスペック評価や中古相場の算出ルールは、まとめページで解説しています。

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