【2025年】Ryzen 5 3600はまだ使える?windows 11対応だが注意点も!

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こんにちは、KNCTT MAG.のゐぬです。

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Ryzen 5 3600を使っているけど、もう限界かしら

Ryzen 5 3600のパソコンは安いけど、今から買っても使えるのだろうか…

以上のような、Ryzen 5 3600についての質問にお答えします。

この記事の内容
  • Ryzen 5 3600の2025年時点の立ち位置
  • Ryzen 5 3600の最新Windows対応状況
  • 2025年に使う際の注意点
  • 買い替える際のおすすめCPU

Ryzen 5 3600は発売から6年が経過したCPUです。購入も使用継続もためらってしまう年数ですね。しかし、まだ使えるならお金の節約になります!

これから購入しようとしている人にとっては安くて用途に合致したCPUかもしれませんし、今使っている人にとってはまだまだ使い続けられるCPUかもしれません。
正しい知識を身につけ、賢い判断をするために、本記事がお役に立てば幸いです。

Ryzen 5 3600とは?基本情報をおさらい

普段使いなら十分!

Ryzen 5 3600は動画視聴やブラウジングといった普段使いや、Excel等の事務作業用なら十分なスペックがあります。
ゲーム性能もありますが、重い最新ゲームではそろそろ厳しくなってきます。

RyzenはAMD(Advanced Micro Devices, Inc.)社が発売するCPUのブランドです。公式サイトを基に、基本情報を表にまとめてみました。

発売時期2019年07月
コア数6コア
スレッド数12スレッド
最大クロック4.2 GHz
TDP(消費電力)65W
ソケットAM4
ベンチマークスコア
(Passmark マルチコア)
17694

性能を簡単に表す数値である「ベンチマークスコア」に着目すると、Ryzen 5 3600は17694点となっています。
スコアは普段使いの最低ラインCPU「intel n100」の5379点と比較すると3倍以上であり、殆どの作業をこなせる水準です。
実際に動画視聴やブラウジングといった普段使い、そしてOffice(Excel、PowerPoint、Word)等の事務作業で使ってみたところ、特に重くなるシーンもなく、非常に安定して快適に動作する印象です。
ゲームもそれなりに動かせますが、重い最新ゲームではそろそろ厳しくなってきます。ゲーム性能に関しては記事の後半で詳しく解説します。

このように、2025年でも、用途によってはまだまだ使えるスペックです。

中古相場

CPUのみ購入する場合、フリマサイトでの相場は6500円程度です。(2025年現在)

そこそこの性能&Windows 11対応であることを考えると安価で、用途と合致する方にとって魅力的な価格と言えるでしょう。


Windows 11には対応している?

対応状況

2025年現在、Ryzen 5 3600はWindows 11に対応しています。

Microsoftの公式サイトによると、Ryzen 5 3600はWindows 11が公式にサポートされているため、最新のセキュリティで安心して使えます。

実際に各種セキュリティ要件を満たしているため、セキュアブート、TPM2.0、UEFIモードなどのマザーボード設定を行えばWindows11をインストールできます。

今後のリスク

現バージョンのWindows 11には対応していますが、今後のアップデートや、そろそろ出るであろうWindows 12で非対応になる可能性があります。
Ryzen 5 3600はWindows 11に対応しているCPUの中でも古い部類に入ります。リスクとして把握しておいた方が良いでしょう。

基本的に、長く使うなら新しいCPUを選んだ方が無難です。


注意点

最新ゲームを遊ぶのはそろそろ厳しくなってくる

マインクラフトやVALORANTといった軽いゲームはもちろん、モンハンワイルズのような重いゲームもそこそこに動かせる性能があります。

モンハンワイルズの最低要件がちょうどRyzen 5 3600です。
実際に遊ぶとフルHD中設定なら安定して60FPS以上出ますが、フルHD高設定では場面によっては60FPSを割ります。4Kや高フレームレートでのプレイはあまり期待できません。

あくまで「そこそこに動かせる」程度の性能です。

今後は、モンハンワイルズより重いゲームが当たり前のように登場する時代になっていきます。数年後まで第一線で使うことは難しいかもしれません。

またそうした高負荷なゲームではRyzen 5 3600がGPUの足を引っ張ることになります。高価なGPUの性能を無駄にしてしまうことは避けたいところです。


ゲーミングでは、そこそこの性能はあるものの、長く使っていくならおすすめしにくいCPUと言えるでしょう。

(自作er向け)最新CPUに買い換えにくい

これから購入する人で、自作パソコンやパーツ乗せ換えを検討している方向けですが、Ryzen 5 3600は最新CPUに簡単には乗せ換えられません。

なぜなら、ソケットの違いがあるからです。

  • Ryzen 5 3600のソケットはAM4
  • Ryzen最新CPUのソケットはAM5

ソケットとは、マザーボード上のCPUを乗せる部分です。
AM4とAM5は互換性が無いため、Ryzen 5 3600から2025年最新世代のCPUに乗せ換えるためにはマザーボードごと買い替える必要があります。
またAM5マザーボードはDDR5メモリが必要なので、メモリも買い替える必要があります。
マザーボードとメモリを合わせて、安くても2万円程度のコストがかかります。

このように、Ryzen 5 3600で自作パソコンを作ったり、購入したパソコンをパーツを買い替えながら長く使うつもりなら、注意が必要です。

AM4からAM5への移行について解説した記事があるので、ぜひご覧ください。


Ryzen 5 3600からの買い替え先は?おすすめCPU候補

最新ゲームを高負荷な設定で遊びたいなら買い替えをおすすめします。用途や予算に応じたおすすめCPUをピックアップしてみました。

低予算なら Ryzen 7 5700x

低予算で乗り換えるなら、Ryzen 7 5700xは魅力的な選択肢です。

ゲーミングの定番CPUであり、ベンチマークスコアは1.7倍ほどになります。
ソケットは変わらずAM4であり、マザーボードを買い替える必要が無いところも良い点です。

CPURyzen 7 5700xRyzen 5 3600
発売時期2022年04月2019年07月
コア数8コア6コア
スレッド数16スレッド12スレッド
最大クロック4.6 GHz4.2 GHz
TDP(消費電力)65W65W
ソケットAM4AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)2660917694
中古相場(メルカリ)15500円6500円

ゲーム性能なら Ryzen 7 5700x3d

もっと予算をかけられる方に是非おすすめしたいのはRyzen 7 5700x3dです。

特徴はゲーム性能に大きく関わる、L3キャッシュの多さです。
ベンチマークスコアは1.7倍ほどで価格の割には低いですが、3倍ものL3キャッシュを搭載しているため、大幅なゲーム性能向上が期待されます。
こちらもソケットはAM4であり、マザーボードを買い替える必要なく載せ替えられます。

CPURyzen 7 5700x3dRyzen 5 3600
L3キャッシュ96MB32MB
発売時期2024年02月2019年07月
コア数8コア6コア
スレッド数16スレッド12スレッド
最大クロック4.1 GHz4.2 GHz
TDP(消費電力)105W65W
ソケットAM4AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)2630517694
中古相場(メルカリ)30000円6500円

AM5に移行するなら Ryzen 5 8400F

思い切ってAM5に移行したいなら、Ryzen 5 8400Fがおすすめです。

比較的安価でありながら、十分なゲーミング性能があります。
先述の通りマザーボードやメモリを買い替える必要がありますが一度最新世代に移行してしまえば、最新CPUへのさらなる乗せ替えが簡単になります。
また最新のDDR5メモリへの換装もゲーミング性能向上に寄与します。
余裕があれば移行するに越したことはないですね。

CPURyzen 5 8400FRyzen 5 3600
発売時期2024年04月2019年07月
コア数6コア6コア
スレッド数12スレッド12スレッド
最大クロック4.7 GHz4.2 GHz
TDP(消費電力)65W65W
ソケットAM5AM4
ベンチマークスコア(Passmark マルチコア)2456017694
中古相場11000円6500円

AM4からAM5への移行について解説した記事があるので、ぜひご覧ください。


まとめ:Ryzen 5 3600は現役?それとも買い替え時?

2025年時点での結論

  • 安価
  • Windows 11対応
  • 事務作業を十分にできる性能
  • そこそこのゲーミング性能

最新の重いゲームはそろそろ厳しくなってくる

ゲーマーにはおすすめしにくいですが、普段使いや事務作業が可能なスペックでお探しの方には魅力的な選択肢です。

購入や継続使用を検討しても問題ないCPUですね。

連載全体で統一しているスペック評価や中古相場の算出ルールは、まとめページで解説しています。

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