
一般社団法人 DEEP DIVEはどんな活動をしている?

DEEP DIVE Castっていうyoutuberは何者?
以上のような、「DEEP DIVE」(ディープダイブ)についての疑問にお答えします。
- DEEP DIVEの基本情報
- DEEP DIVEの活動内容
- DEEP DIVEの主要メンバー
DEEP DIVEは怪しい組織ではない
DEEP DIVEは怪しい組織ではありません。その理由を2つ紹介します。
大物メンバーが結成
DEEP DIVEは、次の二人によって結成されました。
- 小原 凡司(おはら ぼんじ)氏
防衛大学校を卒業。駐中国防衛駐在官や海上自衛隊の情報幹部を経て笹川平和財団(SPF)上席フェローを務める。主に中国の動向に詳しい。
- 小泉 悠(こいずみ ゆう)氏
早稲田大学院で修士号を取得。外務省分析員や未来工学研究所、国立国会図書館の研究員を経て、東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)准教授を務める。主にロシアの動向に詳しい。
後ほど詳しく解説しますが、いずれもテレビや新聞に呼ばれるような、知名度のある専門家です。
活動実績あり
DEEP DIVEは東京海上ディーアール株式会社と業務提携を結び、「地政学リスクインテリジェンス関連ソリューションの高度化・拡充」を目指した活動を行っています。
2024年に結成されましたが、既に大きな活動実績があります。
大物メンバーと活動実績という2つの理由から、信頼に足る組織であることがわかります。
一般社団法人DEEP DIVEの概要
設立からの経緯
DEEP DIVEは2024年9月に設立(法人登録)された組織です。
小原凡司氏と小泉悠氏の二人が立ち上げました。
2025年の2月ごろyoutubeチャンネルを立ち上げました。
3月ごろにクラウドファンディングで4000万円以上もの支援を集め注目されました。
4月ごろに東京海上ディーアール株式会社との業務提携を行っています。
現在(10月)は基盤づくりに力を入れており、活動はこれから本格化していく段階のようです。
活動内容は「インテリジェンス」
一般社団法人DEEP DIVEは、非営利の民間インテリジェンス組織です。
DEEP DIVE公式ホームページ
公式ホームページにあるように、DEEP DIVEは“非営利の民間インテリジェンス組織”を掲げています。
民間インテリジェンスと聞いても、ピンとこない方が多いと思います。
その活動は簡潔に言うと、日本や世界で起こり得る安全保障上の危機を、客観的データに基づいて早期に察知し警告することが目的です。
企業向けには、顧客が関心を持つ特定の出来事や状況について、DEEP DIVEが独自の分析を加えたレポートを提供したり、定期的な報告のほか危険な事態が発生した際には警告を発したりといった活動を行うようです。
具体的な活動内容は公表されていませんが、次のような活動が想定されます。
- 特定地域での軍事活動の活発化が顧客企業サプライチェーンに与える影響を調査し、報告する
- 海外に拠点を持つ企業などが現地情勢をリアルタイムで把握し、事業継続計画(BCP)や社員退避計画を策定するための支援をする
個人会員向けには、日本周辺の情勢を報告する定期刊行物「DEEP DIVE Insight」を提供しています。
こちらは自分の住む地域や友人が暮らす地域に地政学的な不安を抱く人々に役立つ情報源となることを目指しているようです。
私たちの日常に関わる世界情勢を分かりやすく伝えてくれる、頼りになる“安全保障の情報屋さん”といった感じの存在ですね。
youtubeチャンネルの登録者数はおよそ10万人
DEEP DIVEは、2025年の2月ごろからyoutubeチャンネル「DEEP DIVE Cast」を運営しています。
先ほど紹介した小原凡司氏や小泉悠氏らが、世界の安全保障や軍事動向をテーマに、衛星画像やGoogle Earthを活用しながら最新ニュースを読み解く解説動画を中心に発信しています。
チャンネル開設から1年足らずの現時点で登録者数は9.1万人に達しており、その人気ぶりがうかがえます。
DEEP DIVEの主要メンバー
DEEP DIVEの主要メンバーについて詳しく紹介します。
代表理事 小原 凡司(おはら ぼんじ)氏
防衛大学校を卒業後、筑波大学で修士号を取得しています。駐中国防衛駐在官や海上自衛隊の情報幹部、第21航空隊司令などを経て笹川平和財団(SPF)上席フェローを務めています。
主に中国の動向に詳しい軍事ジャーナリストであり、新聞やテレビの出演歴があります。
個人的なSNSでの発信は行っていないようです。
著作
軍事大国・中国の正体
中国の軍事戦略
台湾有事のシナリオ
理事 小泉 悠(こいずみ ゆう)氏
早稲田大学で修士号を取得。外務省分析員や未来工学研究所、国立国会図書館の研究員などを経て、東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)准教授を務めています。
主にロシアの動向に詳しい軍事評論家であり、新聞やテレビの出演歴があります。
小泉氏はXアカウントで精力的に情報発信を行っています。https://x.com/OKB1917
著作
「帝国」ロシアの地政学
情報分析力
ウクライナ戦争
オホーツク核要塞
特別研究員 吉永 ケンジ(よしなが けんじ)氏
日本大学で修士号を取得。海上自衛隊の情報幹部・語学幹部、公安調査庁を経て、株式会社ハガツサCEO、経済安全保障ニュース「Seculligence」編集長を務めています。
主に韓国・北朝鮮の動向に詳しい安全保障ジャーナリストであり、新聞やテレビの出演歴があります。
吉永氏はXアカウントで情報発信を行っています。https://x.com/yk_seculligence
著作
(監修)わたしたちもみんな子どもだった: 戦争が日常だった私たちの体験記
(翻訳)韓国建国に隠された左右対立悲史-1945年、26日間の独立
まとめ
- DEEP DIVEは信頼できる非営利組織
- 活動は民間インテリジェンス
- メディア発信も積極的
専門家が率いる透明性の高い組織であり、世界情勢に関心がある読者にとって信頼できる情報源と言えます。
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